カフェインの副作用と効果・効能
カフェインの副作用と効果・効能
カフェインは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などに含まれる天然のアルカロイド成分の一種で、
なかでもコーヒー類に多く含まれることから、カフェインという名前がついたとされています。
カフェインは、昔から薬としても使われており、効果や効能が高く評価され、
現在では薬だけでなく、多くの食品や飲料にも利用されています。
ちなみに、カフェインは健康成分(サプリメント)というよりは、
エルゴジェニックエイドとしての効果・効能が期待できます。
カフェインには、様々な効果・効能があることはご存知の通りですが、
摂取方法や摂取量を間違うと、副作用がでてくる可能性があります。
カフェインの代表的な効果・効能として、覚醒効果、運動能力向上、
脂肪燃焼効果、鎮痛作用、利尿作用などが知られています。
⇒カフェインの効果・効能
カフェインの副作用には、軽微な副作用から、急性の副作用、慢性的な副作用があります。
ちなみに、カフェインは適度な摂取量(例えば100mg程)であれば、
依存性や副作用はほとんどありませんので安心してください。
ただし、1回の摂取量が250mg〜300mgあたりを超えると
人によっては過剰摂取となり、副作用を感じる方もいるようです。
カフェインの許容範囲は人それぞれですので、自分自身の状態を確認しながら摂取しましょう。
⇒カフェインの副作用
カフェインと健康
カフェインは、正しく利用すると健康にすごく役立つとされています。
特に最近注目されているのは、カフェインがダイエットに効果的だということです。
カフェインを摂取することで、通常よりも多くの脂肪を燃焼させることができます。
ダイエットのおける脂肪燃焼のメカニズムは、以下のようになっています。
@脂肪細胞から脂肪酸が血液中に飛び出す
A脂肪酸がミトコンドリアに運ばれる
Bミトコンドリアで、脂肪酸⇒エネルギーへ変換
カフェインは、上記のうちの@の働きを活発にします。
この@の働きが悪いと、脂肪燃焼の効率がかなり落ちます。
脂肪燃焼が促進され、ダイエットが効率的にできるようになると、
高血圧の予防、コレステロール値の正常化、糖尿病の予防など、
病気の予防や改善に繋がり、健康に役立ちます。
また、カフェインは、これからの高齢社会の問題となる
アルツハイマーなどの認知症の予防にも効果が期待されています。
現在の日本において、65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は、
2020年時点の推定18%程とされており、約630万人にのぼるとされています。
これが2025年頃になると、約700〜800万人へ増加し、
65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推計されています。
カフェインには、脳機能の向上効果があるとされています。
⇒カフェインと脳
また、最近の研究において、カフェインには、
アルツハイマーなどの認知症の予防や改善の効果・効能があると報告されています。
⇒カフェインと認知症
このように、カフェインは健康にも役立つ成分として、今後が期待されています。